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Daily Life

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ノッティング・ヒルの恋人

★ノッティング・ヒルの恋人 (洋題 Notting Hill)ラブ・コメ

監督 ロジャー・ミッチェル
脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント、ジュリア・ロバーツ

旅行本専門店の店主ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)とハリウッド・スター アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)の恋物語。ウィリアムは英国ロンドン市街にあるノッティング・ヒルで売れない旅行本専門店を営んでいる。前の奥さんには逃げられ、公私ともにぱっとしないが、友人には恵まれた平凡な日々を送っている。ある日突然お店にハリウッドの今をときめく大スター、アナが訪れる。彼女は本を1冊購入し、店を出る。その後、街角でウィリアムがアナに偶然ぶつかり、二人の関係は始まる。

恋に落ちるためには、まず、男と女(あるいは男と男、女と女)の出会いが必然なのだ。どうやってハリウッドの大スターと一般人が出会うのか。初めはウィリアムの営む本屋にアナが一人でふらりとたち寄る。そして2度目は、街角で偶然ぶつかり、ウィリアムが飲み物をアナの服にこぼしてしまう。飲み物をこぼすなんて、ナンパでも使われているようで、古典的。そして出会いから数十分の間に、ハリウッドスターからキスをされる程の魅力をその一般人は持っていなければならない。大スターと結ばれるにはいろいろ大変そうだが、リチャード・カーティスは「ありえなくは、ない」というところでうまくまとめていると思うけど、やっぱりありえないかなあ。そして悩める一般人を慰める友人達。そう、恋愛には友情も必然だ。

ロンドンに住む2枚目半の独身30男役がすっかり定着してしまったヒュー・グラント。スパイク役のリス・エヴァンス、マーティン役のジェームス・ドレファス等脇役全員が個性的で良かった。ストーリーには全く関係ないが、この映画の中で妙に気になるシーンが3つある。1つは宇宙映画のシーンでアナがはいているのは明らかにスキーのブーツだというのと、もう一つもアナの履物でシャガールの絵を持ってウィリアムの本屋を訪れた際、水色のアンサンブルと紺のスカートに「サンダル」だったこと。3つ目はウィリアムの家の玄関に置いてある舞妓さん?の写真。映像の中に、遊び心がちりばめられているのも楽しい。

 この映画は上演されてからしばらく(映画館では見てないが)、マイブームだったらしく、小説もスクリーンプレイも持っているにもかかわらず、私の中では、数多いラブ・コメ部門3位のひとつ。(1位 恋人たちの予感、2位 フォー・ウエディングス)


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